コピー&FAX機と家づくりの共通点 新建ハウジング編集部 三浦 祐成


 仕事をしていてイライラすることのひとつがコピーやFAXの「のろさ」。少し前までは、我が事務所には旧式のコピーとFAXしかなく、コピーを取るのも遅い、FAXも送り終わるまで次の原稿が送れない、という有様。せっかちな私などはいつも発狂寸前でした。しかし運動の甲斐あって(社長への、ですが)、我が事務所にも最新式のコピー&FAXが入りました。心からうれしいです。

リースのメリット
 さて、コピーやFAX機ですが、企業ではリース形式で導入することも多いわけです。当社もそうですが、リースの良くできたビジネスモデルには感心させられます。
まずリースで導入すれば、初期費用が抑えられます。また、会計的・税務的にも有利。また更新時に次のモデルにすぐにスイッチできるといったメリットもあります。
逆にコピー&FAX機メーカーにとっても、販売するよりも楽に契約してもらえる、新モデルを投入しやすい、固定客をつかみやすい、といったメリットがあります。しかも、1枚当たりの使用料やトナー代、メンテナンスサービス料など、継続的にお金を取れるしくみを構築している点も見逃せません。
最近では、自動車でもリース形式が普及しつつあります。要は、リースによって「所有」から「利用」という流れが加速しているのだと言えます。

インフィルをリース
住宅でも、この「所有」から「利用」への流れが加速しつつあります。
まず、下がり続ける地価を見て、土地の価値は所有することではなく利用することにあるのでは、と考える人たちが増えてきました。買わなくてもいいじゃないか、借りればいいじゃないか、と。全体としては持ち家志向が圧倒的ですが、「積極的賃貸派」「一生賃貸派」の人も増えてきています。
これをさらに進めて、家の内装だけ、設備だけをリースできないか、と考えた人たちがいます。家の躯体(「スケルトン」と呼びます)は長く使えるようしっかりつくっておき、内装や設備(「インフィル」と呼びます)は取り替えが簡単にできるようフレキシブルにつくっておく。そして、インフィルだけをリース形式で貸し出せばどうだろうというわけです。
住宅をスケルトンとインフィルに分離してつくり、インフィルをライフステージの変化や所有者の変化に合わせて変えていく。こんな考え方を「スケルトン・インフィル」と言います。インフィルはいずれ取り替えるんだったらリースでもいいんじゃないの?というのが、先ほどの考え方。たとえば、建ててから子どもが大きくなるまでは、子ども部屋仕様のインフィルパッケージをリースする。子どもが大きくなってからは、夫婦2人で趣味を楽しむためのインフィルパッケージを…といったことも将来的には可能になるのかもしれません。

買わなくてもいい
今回書きたかったこと。それは、買う(所有する)ばっかりが家づくりじゃないですよ、ということ。ライフスタイルやライフステージに合わせて「所有」「利用」を使い分けながら、合理的に、楽しく暮らす。そんな時代がもう目の前まで来ている気がします。
陽気が良くなり、ドライブに最適の季節になりました。カーリースのホームページをのぞいてみましたが、このぐらいなら…と食指も。が、思い直してレンタカーでいいや、と。よく考えると、我が社はこのGWも半分は仕事。リースですら費用対効果でみるとペイしなさそうでした。

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